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仙台市内では新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事や住まいを失ったホームレスが増加しています。支援団体は「家賃補助などの生活支援が必要」と訴えています。29日午後8時すぎのJR仙台駅前。人通りは、ほとんどありません。そこにマスクを付けた人たちが段ボールやかごを運んできました。支援団体の人「先週からやっていますけども、手渡ししないでください。置いて、取りに来てもらってください。特に駅前は並ばないように」ホームレス支援のNPO「仙台夜まわりグループ」です。週に2、3度市内を回り、ホームレスに無料で食料を配っています。仙台夜まわりグループ・今井誠二理事長「若い人が増えていますね。特に20代、30代あるいはネットカフェに居られなくなっちゃった人とかね。若い人多いですよ。女性もたくさんいます」29日は二手に分かれて5カ所を回り、おにぎりやバナナ、それにマスクなどを配りました。食料を受け取った人「(新型コロナがあるから)人混みには出ない。日中も夜も出歩かない」4月に入ってから受け取る人の中には、新型コロナウイルスの影響による雇い止めなどで、仕事や住まいを失った20代から30代の若年層も増えてきているということです。また、この支援団体には「コロナで仕事を失い家賃が払えない」「仕事が見つからず宿泊する場所もない」などの相談が1日数件、寄せられています。仙台夜まわりグループ・今井誠二理事長「昼間居る場所が無くて移動しているわけですから、家にいなさい、ステイホームと言ってるけど家が無いわけですからね。緊急事態だから緊急的な対処をすべきだと私は思っています」厚生労働省の調査で去年1月、仙台市では85人のホームレスが確認されています。支援団体では、廃業や雇い止めなどによりホームレスが今後、大幅に増加することが懸念されるため、「家賃補助などの生活支援が必要」と訴えています。仙台夜まわりグループ・今井誠二理事長「彼らにも一時的に避難所でもいいから作って、そこでご飯も与えて、そこにいなさいと。移動しないで。次の行き場所を探すということをしないままだとどうしようもない」仙台市の担当者は「一時的な住まいとして自立支援施設があるほか、生活保護などの選択肢もあるので相談してほしい」と話しています。

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