http://www.videonews.com/
プレスクラブ(2020年3月10日)
元国立感染症研究所感染症情報センター長で小児の感染症問題が専門の岡部信彦・川崎市健康安全研究所所長が3月10日、日本記者クラブで会見し、新型コロナウイルス感染症問題との向き合い方などについて語った。
岡部氏は最新のデータを示しながら、感染者の8割に症状が出ない、もしくは軽微な兆候しか見られない新型コロナウイルス感染症は、極度に恐れるべき病気ではないが、逆にそれが感染が容易に広がる要因となっていることに注意が必要だと指摘。「若い人はそれほど恐れる必要はないが、高齢者が感染すると重篤化したり死亡する場合がある」ため、重症者や死亡者の発生をいかに抑えるかが今後の重要なポイントになるとの考えを示した。
【プロフィール】
岡部 信彦(おかべ のぶひこ)
川崎市健康安全研究所所長
1946年東京都生まれ。71年東京慈恵会医科大学卒業。同大小児科助手、神奈川県立厚木病院小児科などを経て78年米バンダービルト大学小児科感染症研究室研究員、WHO西太平洋地域伝染性疾患予防対策課長、慈恵医大小児科助教授などを経て、97年国立感染症研究所感染症情報センター室長。2013年より現職。著書に『かぜと新型インフルエンザの基礎知識-知って防ごう』、共著に『新型インフルエンザパンデミックに日本はいかに立ち向かってきたか』、監修書に『新感染症ガイド R-BOOK 2018-2021』など。
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
powered by Auto Youtube Summarize