4つの市民襲撃事件で、殺人などの罪に問われている特定危険指定暴力団「工藤会」の最高幹部に、24日、判決が言い渡されます。
殺人などの罪に問われているのは、工藤会の総裁・野村悟被告と、ナンバー2で会長の田上不美夫被告です。
野村被告らは、1998年に北九州市で元漁協組合長の男性が射殺された事件など、いずれも市民を狙った4つの襲撃事件で罪に問われています。
これまでの裁判で野村被告らは、一貫して起訴内容を否認し「総裁に権限はない、飾り」などと無罪を主張しています。
一方、検察側は「組織的に行われた犯行で、上位者の意思決定が必要不可欠」などと指摘し、野村被告に死刑を、田上被告に無期懲役などを求刑しています。
判決は、24日、午前10時から福岡地裁で言い渡されます。
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