東京・港区の地下鉄の駅で、男性が硫酸とみられる液体をかけられ重傷を負った事件で、28日に逮捕された男の潜伏先・沖縄での様子が徐々に明らかになってきた。
花森弘卓容疑者(25)が犯行当日、被害を受けた男性の勤務先近くをうろついている姿が防犯カメラに映っていた。
花森容疑者は、3時間半ほど待ち伏せし、勤務先から出てきた男性のあとをつけて、地下鉄の駅で犯行に及んだとみられている。
その後、現場から逃走した花森容疑者が向かった先は、およそ1,500km離れた沖縄。
花森容疑者は一時、琉球大学に通っていた。
琉球大学時代の知人「『え、うそやろ』みたいな感じ。普段、何考えているかわからないところも少しあった。周りから、ちょっと距離を置いて行動している感じ」
琉球大学時代の、バイト先の知人宅に身を寄せていた花森容疑者。
28日、中城村(なかぐすくそん)を歩いていて、ベンチに腰かけたその時、捜査員に声をかけられたという。
逮捕された際、花森容疑者のかばんの中には、着替えと、封筒に入った現金およそ50万円が入っていた。
また知人宅には、花森容疑者のパソコンが残されていたという。
花森容疑者は現在、静岡大学農学部に在籍しているが、犯行に使用した硫酸とみられる液体にも知識があったとみられている。
琉球大学時代の知人「理系だと、普通に研究室の薬品庫とかに(硫酸が)あるので、農学系・化学系の学生にとっては(硫酸は)身近なものですね」
その後の調べで、犯行に使われた液体は、花森容疑者が通っていた静岡大学から持ち出された可能性は低いことがわかり、警視庁は入手経路を調べている。
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