解散総選挙の時期を巡って連日、様々な情報が飛び交っています。今、永田町で何が起きているのでしょうか。
目下控えているのが自民党の顔を決める自民党総裁選と、国の顔の総理大臣を決めることになる衆院選。
自民党総裁選は、すでに岸田前政調会長が出馬表明し、菅総理大臣と対決ムード。その時期などを巡り、様々な駆け引きが行われているようなのですが・・・。
菅総理大臣:「最優先は新型コロナ対策だと。今のような厳しい状況では解散ができる状況ではない」
1日朝、そう答えた総理。
実は先月31日、今月中旬にも菅総理が衆議院の解散を検討しているという報道があり、にわかに永田町が慌ただしくなったのです。
そうなると、総裁選で新たな党の顔が決まらないまま衆院選を戦うことになりますが・・・。
自民党関係者:「殿ご乱心、いや、ご乱心どころじゃない」
そうコメントする自民党関係者も。しかし、一夜明けての「解散しない」発言。
菅総理大臣:「総裁選挙をやるわけでありますから、総裁選挙の先送りも考えていませんし、そういうなかで日程は決まってくると思います」
この一晩で一体、何があったのか。
自民党・中谷元防衛大臣:「総裁選の日程はもう決まっておりまして、勝手な個人の都合とかで変更すればですね、自民党の信頼を失ってしまうんじゃないかなと」
自民党・中堅議員(菅支持):「総裁選回避のために解散てあり得るか?敵前逃亡の烙印(らくいん)を押されるよ」
そう、党内の強い反対があり、小泉環境大臣らも解散すべきでないと進言したといいます。この動きに野党は。
立憲民主党・安住国対委員長:「一言で言えば、自分の選挙、自分の党のこと。国民を背にして、その自分たちの内輪のことを必死にやっています」
野党側は臨時国会が開かれないのは与党の党利党略だと批判していて、2日、自民党に抗議声明を出すことを決めました。
では、このまま自民党は総裁選で党の顔を決め、衆院選に臨むのでしょうか。
風雲急を告げる秋。自民党総裁選、衆院選はどうなっていくのか。そして、日本の舵(かじ)を取るのは誰なのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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