2020年の春に安倍政権が全ての世帯に2枚ずつ配った布のマスク、いわゆる「アベノマスク」。
2021年3月の時点で、およそ8,200万枚の在庫があり、2020年8月から2021年3月までの保管費用に6億円以上かかったことが指摘されているアベノマスク。
岸田首相は14日、使い道を検討する考えを示したが、政府は15日、早速、新たな使い道を明らかにした。
松野官房長官「希望する自治体に配布をし、希望する個人の方への国から配布をすることなどの取り組みを進めることとしており」
これまでの介護施設に加えて、希望する自治体や個人にも配る方針を示した。
この方針について街で聞いてみると「いらない。機能性がしっかりしているマスクが多いので、いまさら使うってないと思う」、「布マスクに有効性があまりないと言われている中で配るのはどうかな」、「在庫にする前に自治体に配るとか、医療者の方に配るとかもっと早い段階で対策すべきだった」といった声が聞かれた。
2020年の新語・流行語大賞でもトップ10入りするなど話題となったアベノマスク。
当時の安倍首相も着けていたが、あごがひょっこり。
配布されると、小さすぎるなどと冷ややかな声も上がった。
30代「子ども(3歳)用のマスクとしてとってあります。使ってはいない」
60代「マスクとしてじゃなく、ガーゼとして何かに使う方法があるんだったらその方がいい」
では、自治体はどうだろうか。
東京23区に聞いたところ、1つの区は「マスクの在庫が余っているので配布を希望しない」と回答。
ほかの区からの回答はまだない。
政府は、今後も在庫の解消に向けた取り組みを検討していくとしている。
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