大阪・北新地で25人が犠牲になった放火殺人事件。容疑者の男が死亡し、被害者の知人らからは、無念の声が聞かれました。
現場に火を放ったとされる谷本 盛雄(たにもと・もりお)容疑者の死亡が先月30日、
確認されました。
死因は一酸化炭素中毒により脳が重大な損傷を負った蘇生後脳症でした。
では、今後の捜査はどうなっていくのか?まずは、「大阪府警が
証拠集め・動機・犯行の裏付けなど捜査を継続する」ということですが、
容疑者が亡くなってしまったということで、どういう風に捜査していく?
●谷本容疑者の死亡で逮捕・起訴の手続きはできなくなり、刑事責任が取れない状況に。
●警察としては
客観的な証拠集めや関係者への事情聴取を通じて
動機の解明・犯行の裏付けをどこまで進められるかが焦点となります。
●谷本容疑者が関係者に話していたことやクリニック関係者の聴取
●電子カルテのデータ復元など。
●捜査関係者の見立てでは「”拡大”自殺」という推測も出てきています。
●“拡大”自殺とは自殺志願者が他人を無理心中して自殺を図る行為で
クリニック内の防犯カメラには
自ら炎に飛び込み患者を奥に追いやる姿が映っていて
捜査関係者によると、
「必ずしもクリニックと谷本容疑者との間でトラブルがあったとは限らない。
自殺するにあたって、計画的に無関係の人たちを
巻き添えにしようとしたのではないか」という見立てを立てていて、
拡大自殺の可能性も視野に入れていました。
●孤独感や、経済的な不安が“拡大”自殺を図った可能性も。
遺族のケアに対しても、大阪府警は捜査本部体制とは別に80人体制で行うとしています。
●ただ、遺族の方々はやはりまだ亡くなった事を受け止めきれず
心の整理がつかないので取材に応じられる状況ではないと話しています。
きょう献花にこられた人もなぜこんなにも人を巻き込まないといけなかったのか?
どうして巻き込まれないといけなかったのか?皆さん口を揃えて涙ぐんで話していました。
powered by Auto Youtube Summarize