「北京五輪・スキージャンプ混合団体」(7日、国家スキージャンプセンター) 日本代表は高梨沙羅(25)が先陣を切り、1回目で103メートルの大ジャンプ。124・5点で、納得の笑顔を見せた。第1グループでスロベニアに次ぐ2位につけたと思われたが、直後にスーツの規定違反で失格と判定された。 【写真】1回目の飛躍が失格となり号泣する沙羅 ポイントは取り消し。高梨はショックを隠せず、号泣しながら引き上げた。2番手で佐藤幸揶(26)が99メートル50。3番手の伊藤有希(27)は93メートル。4番手で男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(24)は、102・5メートル。ただ、ドイツとオーストリアもスーツの規定違反で失格となり、日本は8位で2回目に進んだ。 メダル獲得を期待されていたが、1回目は3人のポイントで戦うことになり、厳しい状況となった。 高梨は個人(ノーマルヒル)で98・5メートル、100メートルで4位。前日の練習後には個人戦での悔しさをにじませながらも「ずっと、こういう舞台やW杯で一緒に戦ってきた仲間と力を合わせて戦えるのは幸せなこと」と、団体戦へ意欲を示していた。 団体メンバーは男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(24)、佐藤幸揶(26)、伊藤有希(27)。 ◆スキージャンプ混合団体 北京五輪から採用された新種目。ノーマルヒルで実施され、男女2人ずつ、計4人を1チームとする。女子、男子、女子、男子の順でそれぞれ1本ずつ行い、その合計点で争われる。1回目の上位8チームが2回目に進み、計8本の合計点で最終順位が決まる。世界選手権では2013年から実施され、日本(伊藤有希、伊東大貴、高梨沙羅、竹内択)が初代王者に輝いている
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