国際活動や災害派遣などで著しい功績のあった自衛官を顕彰する「第19回国民の自衛官」の表彰式が5日、三笠宮家の彬子さまをお迎えし、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ケ谷で開かれた。参加者を第17回までの半数に抑え、座席の間隔を十分空けるなど新型コロナウイルスの感染対策を徹底して実施した。
産経新聞社の飯塚浩彦社長は、国の新型コロナワクチン大規模接種センターにおける活動などに触れ、「自衛隊の尽力は絶大で、当初遅れ気味だったワクチン接種が一気に進んだ。表彰を通して国民に自衛隊の存在意義を一層伝えていきたい」と語った。
彬子さまはお言葉で、東京五輪やパラリンピックの開会式で、自衛隊員らが国旗掲揚を行ったことにご言及。「国民とともにある国民の自衛官をより多くの方たちに知ってもらう機会になったような気がしております」と述べられた。
来賓代表であいさつした岸信夫防衛相は「わが国の平和と安全は自らの双肩にかかっていることを自覚し、自衛隊を支えてほしい」と激励した。
続いて、任務中の映像を交えながら受章者を紹介。飯塚社長が受章者に表彰盾、同席した家族に記念品を贈呈した。
受章者を代表し、自衛隊佐世保病院長の田村格1等海佐(48)は「今後も国民の負託に応えられるよう、当たり前のことを積み重ねて職務に邁進(まいしん)するとともに、次の国民の自衛官を育てられるように努力していく」と決意を語った。
■受章者
【陸上自衛隊】第1飛行隊(東京・立川)岡崎正典3等陸佐(50)▽東部方面後方支援隊第102不発弾処理隊(東京・朝霞)中森勇2等陸尉(53)▽第44普通科連隊(福島・福島)添田一義陸曹長(47)
【海上自衛隊】横須賀警備隊(神奈川・横須賀)新仁司准海尉(52)▽徳島航空基地隊(徳島・徳島)米倉壽朗 1等海尉(52)▽海上自衛隊】自衛隊佐世保病院(長崎・佐世保 )田村格1等海佐(48)
【航空自衛隊】西部航空警戒管制団第19警戒隊(長崎・海栗島)小宮勇二1等空曹(47)▽元第2航空団整備補給群(北海道・千歳)滝澤公昭元空曹長(55)▽航空自衛隊】 第4航空団飛行群第11飛行隊(宮城・松島)遠渡祐樹 2等空佐
主催 フジサンケイグループ
主管 産経新聞社
協力 防衛省
特別協賛 航空新聞社
協賛 日本防衛装備工業会、防衛懇話会、タカラベルモント、ユニオン、リコルディ
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