【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領は28日、露南部ソチで会談した。ルカシェンコ政権によるアイルランド機の強制着陸問題をめぐり、プーチン氏は、欧米側も以前、同様の行動をしたが問題にならなかった-と指摘。欧米側にはルカシェンコ政権を非難する資格はないとの考えを示し、ロシアのベラルーシ擁護の姿勢を改めて鮮明にした。

プーチン氏は会談冒頭、「かつてボリビアの大統領機が着陸させられ、大統領が降ろされた」と述べ、その際は問題視されなかったと指摘。ルカシェンコ氏も「まったくその通りだ」と応じた。

プーチン氏が例示したのは、2013年に南米ボリビアのモラレス大統領(当時)の専用機が訪問先のロシアからの帰国途中、米中央情報局(CIA)元職員、スノーデン容疑者=ロシアに滞在中=を搭乗させている疑いがあるとして、フランスなどに領空通過を拒否され、ウィーンに緊急着陸した問題。スノーデン氏は搭乗していなかったとされ、ロシア政府は「国際法に反し、モラレス大統領らの命を危険にさらした」などと欧米側を非難した。
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