ロシアによるウクライナへの攻撃は全土に広がり、首都キエフでは、市街戦が激化しています。
■ポロシェンコ前大統領“側近”が語る
イェリジェーエフ氏:「我々は自国の領土を守るために、厳しい防衛を行っています。ウクライナ軍はもちろんのこと、多大なる努力をし、4日間、戦い続けています」
そう語るのは、コンスタンティン・イェリジェーエフ氏。2014年のクリミア併合直後に誕生した、親欧米派のポロシェンコ政権で、外交官を務めた人物だ。
2014年からの5年間、ポロシェンコ前大統領の側近として、「ミンスク合意」などでウクライナの外交を仕切ってきた。
■目的は「“新ソ連帝国”の一地域に」
番組の取材に対し、イェリジェーエフ氏は「現在の危機は、ウクライナだけにとどまらない」と警告した。
イェリジェーエフ氏:「プーチン大統領は、ウクライナだけに宣戦布告したわけではありません。日本を含む西側に対して、宣戦布告をしたのです。信じて下さい。次は、近隣諸国を攻めます。ポーランドやバルト三国です。あるいは、あなた方かもしれません」
イェリジェーエフ氏:「プーチン大統領を信用しないで下さい。これが8年間、ロシアの侵害のなかで、我々が学んだことです」
イェリジェーエフ氏:「プーチン大統領の目的は、第一にウクライナをロシア、あるいは“新ソ連帝国”の一地域にすることです。第二の目的は、ウクライナを全滅させることです。ウクライナが自由で民主的な独立国家であるということが理由で、プーチン大統領はウクライナを罰したいと思ったのです」
■標的は「日本を含め全民主主義国家」
さらに、イェリジェーエフ氏は、プーチン大統領の攻撃対象は、ウクライナだけにとどまらないと警告する。
それは、日本も例外ではないという。
イェリジェーエフ氏:「ターゲットは、すべての民主主義国家です。あなた方、日本人を含めてです。誰が次の標的となるのか、あなた方かもしれません。日本も北方四島などで、ロシアと領土問題を抱えていますからね。もし我々が勝利したならば、民主主義国家が勝利したことになります。ウクライナのためだけではありません。全国際社会、全人類のためのものなのです」
そのためにも今、ウクライナ側が求めることとは・・・。
イェリジェーエフ氏:「私たちに必要なのは、防衛システムや財政的援助、ロシアへの金融制裁です。お願いです。我々を支援して下さい。もし、あなた方が支援をしてくれなければ、我々は死んでしまいます」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年2月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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