16日、東京・世田谷区の郵便局に届いた段ボール。
そこには、マスク2枚の文字が見える。
これこそが、あの布製マスク。
すべての世帯に、2枚ずつ配布される。
この郵便局にある、およそ6万世帯分は、17日以降、世田谷区と港区で配達される。
菅官房長官「増加しているマスク需要の抑制という意味で、使い捨てではなく、洗濯が何度でも可能な布製マスクを配布する」
こちらは3月、ひと足早く、介護施設に届いた布製マスク。
手にした職員からは、「サイズが合っていない」という声が聞かれた。
介護施設で働くAさんは、「国の方で支給されたマスクは、あまりにも小さすぎて、口とあごを隠すと、鼻が出てしまう。国から支給されたマスクは適さないのかなという気はしています」と話した。
同じころ、布製マスクが届いた保育所。
普段、職員が使っている布製マスクと比べると...。
キャンディパーク保育園・武藤大助園長は「(国からの布製マスク)ちょっと小さめです、これは。このへんがね、隙間があるので、不安と言えば不安なんですが...」と話した。
それでも、いまや世界的にマスク不足。
配布された布製マスクについて尋ねてみたところ、キャンディパーク保育園・武藤園長は、「あるかぎりは、こっち(普段使用のもの)を使うと思います。顔になじむので、まずはこちらから考えています」と話した。
日本医師会は、マスクや防護服の不足で、医療崩壊が起こる可能性が強いと訴える。
日本看護協会も、看護職に危険手当の支給を要望している。
そんな中、466億円を投じて配布するのが、布製マスク。
いわゆる、“アベノマスク”。
街の人は「医療関係ですよね。困っている人に回してもらった方がいいと思います」、「薬の研究とかね。マスク...もう遅いですよね」などと話した。
今回の配布で、マスク不足が、少しは解消するのだろうか。
その成果が注目される。
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(2020/04/17)
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