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中国の湖北省襄陽市でこのほど、遺族が病院内で暴れ医師に暴行を加える事件が発生した。

事件の経緯はこうだ。9月12日午前、交通事故による重傷の患者が運ばれた。患者は高齢の男性で一刻を争う事態だったため、その場にいなかった家族に代わり加害者が書面にサインし手術が行われた。医師らは懸命に治療を施したが、残念ながら高齢男性の命を救うことができなかった。中国では基本的に手術を行う際は家族の同意が必要だが、今回のような例外的な緊急事態では加害者が代わりにサインして手術を行うことができる。こうした決まりを知らなかった高齢男性の家族は「なぜ家族のサインなしで手術を行ったんだ!」と怒り、医師に暴力を振るった。

だが、遺族らが殴ったのは高齢男性の手術を行った医師ではなく、別の手術を担当していた医師だった。被害にあった医師は、手術室の中継部屋から手術を終えた患者を病室に移動させようとした際、ドアを占領した高齢男性の家族らに妨害された。手術を終えた患者を病室に移動させなくてはいけないと同家族らに伝えたが、聞き入れてもらえず、看護師長が道を譲るよう求めたところ家族の1人が看護師長に殴りかかり、映像の一幕が起きた。遺族らの暴行により無関係の医師や看護師長、看護師など複数の医療人員が負傷し、集中的に殴られた医師は、頭部、首、背中、腰、腕、睾丸などで打撲や脱臼などのけがを負い、入院した。

暴行を行ったのは4人で、現地警察は病院で3人を拘束し、残り1人の行方を追っていると18日に明かしている。拘束された3人にはそれぞれ10日間と15日間の拘留処分が科せられ、被害者の医師の状況など詳細がわかり次第さらに処罰を行うという。

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