4歳の娘に大量の向精神薬などを与え殺害した疑いで、両親が逮捕された。
両親の自宅前から、フジテレビ社会部・東田直樹記者が最新情報をお伝えする。
東京・浅草でホテルなどを経営する細谷健一容疑者(43)と妻の細谷志保容疑者(37)は、2023年3月、東京・台東区の自宅マンションで4歳の次女・美輝ちゃんに何らかの方法で向精神薬などを大量に与え、殺害した疑いが持たれている。
細谷容疑者夫妻は、東京・浅草にあるマンションで美輝ちゃんを含め3人の子どもを育てていたが、近所の人からは「子どもたちを怒っている声が聞こえた」という声も聞かれた。
この事件で2人が犯行に至るまでの詳細が明らかになった。
美輝ちゃんの体内から検出された「オランザピン」は、1年ほど前から複数回にわたり購入していて、医師の処方がなかったことが新たにわかった。
さらに捜査関係者によると、美輝ちゃんは、保育園に髪が汚れていたり、不衛生な状態で通っていたこともあったという。
また14日午後、東京都の児童相談センターなどが取材に応じ、志保容疑者が事件の4年前、外出用に用意された服を「こんな服着ていられるか」とベランダに持っていって放火する事件を起こしたため、3人の子どもを一時保護していたことを明らかにした。
その後、保護は解除されたものの、志保容疑者が家庭訪問を拒否したこともあったという。
東京都などは今後、対応について検証するとしている。
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