２月１６日、確定申告の受け付けが始まりました。“裏金問題”をめぐり、納税者からは厳しい声も聞かれます。
１６日に受け付けが始まった確定申告。大阪国税局によりますと、インターネットで確定申告をする人が増える中、スマートフォンを使った申告は昨年度、全国で約３９７万６０００人と、前の年度の１．５倍以上に増えているということです。
一方で、国会で連日追及が続く自民党国会議員らの裏金問題。
（立憲民主党 鎌田さゆり衆院議員 ２月１５日・衆院予算委より）「ちゃんと矜持を示して、国会議員自らが襟を正してやっていかないと、信頼回復なんて始まりませんよ」
野党からは、キックバックされたカネは課税対象となるのではと批判の声が出ているほか、自民党内でも政治資金収支報告書に不記載があった議員に対して追加納税を義務付けるべきだとする声が出ています。
さらに自民党の聞き取り調査によりますと、政治資金収支報告書への不記載は、安倍派は２０年以上前から行われていた可能性があり、不記載を認識していた議員も１１人いることがわかりました。
国会が“政治とカネ”の問題で紛糾する中、国民の義務を果たしに確定申告をする納税者は…。
（確定申告に来た人 ６０代）「なんでと思いますよね。みんな税金も払ってきっちりしているのに。自分たちの納めた税金が全然反映されてないと思うんですよ」
（確定申告に来た人 ６０代）「“襟を正す”ではないが、自民党が、政府がしっかりしないと国民がついてこない」
所得税や贈与税などの申告は３月１５日まで、インボイス制度の導入で確定申告をする人が増えると見込まれる個人事業主の消費税については４月１日まで受け付けています。
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