「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家男性が殺害された事件から6年。9月12日初公判が開かれます。
起訴状によりますと須藤早貴被告(28)は2018年、夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒に陥らせて殺害した罪に問われています。
(記者)「(野崎さんが)覚醒剤を使用しているのを何か見たこととか、そういう現場にいたことはないんですか?」
(須藤早貴被告)「…」
検察側は須藤被告が覚醒剤を摂取させたことや、その方法を裏づける直接的な証拠を欠く中、事件当日に野崎さんと須藤被告が約4時間、2人きりでいたことなど、状況証拠を積み重ねて須藤被告の犯行を立証していくとみられます。
また、検察側は約30人の証人尋問を請求し立証の柱にする構えです。
一方で、弁護側はを主張するとみられます。
裁判は12日に始まり今年11月に結審、12月に判決が言い渡される予定です。
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