ロシア国内で戒厳令が敷かれる可能性が指摘されるなか、1月から3月までにおよそ388万人がロシアを出国するなど人材の流出が続いています。
ロシア政府が発表した統計によりますと、出国先の多くは、ロシア語が通じる旧ソ連諸国となっています。
アルメニアには前の年の同じ時期の3倍となる13万4129人が、ジョージアには4.5倍となる3万8281人が渡航しています。
増加の理由について、ロシア国内では、安全のためや制裁によりビジネスができなくなったことに加え、戒厳令との関係も指摘されています。
戒厳令が敷かれると一部のロシア国民は外国への渡航が禁止され、動員される可能性があることから、早めに出国するケースもあるといいます。
5月9日の戦勝記念日でプーチン大統領が戦争状態にあることを宣言して、ロシア国民を動員する可能性が指摘されていました。
9日の発表はなかったもののアメリカ情報機関トップのヘインズ国家情報長官は10日、プーチン大統領が戒厳令を敷く可能性に言及するなど、動員の可能性は依然高いままです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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