製薬大手の中外製薬が申請していた、2種類の医薬品を組み合わせてコロナの患者に投与する「抗体カクテル療法」について、厚生労働省の審議会は、新たなコロナ治療薬として承認しました。
新たに承認されたのは、中外製薬が申請していた「抗体カクテル療法」と呼ばれる新たな治療薬で、コロナの働きを抑える2種類の中和抗体、「カシリビマブ」と「イムデビマブ」をコロナ患者に対して同時に点滴で投与するものです。
この治療薬について、厚労省は19日、審議会を開き、有効性や安全性が確認されたとして、コロナの新たな治療薬として承認しました。海外の臨床試験では、入院や死亡のリスクを7割減らす効果が確認されていて、国内で初めての軽症患者向けの薬となります。
また、審議会ではモデルナのワクチンについても、接種できる年齢を現在の18歳以上から12歳に引き下げることを了承しました。(19日22:43)
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