ここへのコメントは、 コメントガイドライン(コメント書き込む前に、これを見てからにしてね) https://www.youtube.com/watch?v=lt-HyOkia3Q&t=0s
ネトウヨ・デマは追及してますよ。 私への批判は歓迎します。但し、議論のルールは守り、コメントは根拠を持ってどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=hH8VCiTnSic
に添って書いてください。
ネットは匿名ではなく、発言責任が問われるとわかった上で書き込んでね。
動画は2月17日放送ABCキャストより
“神奈川県警どこの署でも葬儀社から金券” 元警察官の初公判 NHK
2022年2月15日 15時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220215/k10013484691000.html
より
大和警察署の警部補だった加藤聖被告(48)は葬儀会社から、警察が取り扱った死者の遺族を優先的に紹介してほしいと依頼を受けた見返りに、現金や金券など、およそ200万円分を受け取ったとして、受託収賄の罪に問われています。
15日に横浜地裁で初公判が開かれ、加藤被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
このあと被告人質問が行われ、被告は「自分が知るかぎり、神奈川県警の警察署では、すべて葬儀会社からビール券をもらっていた。もらった現金のうち、30万円ほどは自分の部下に渡した」などと証言しました。
取り調べはうまいが、部下を殴る、蹴る、尻にバイブ…汚職警察官の“問題行動” 週刊文春 2021年11月4日号
2021/11/01 「週刊文春」編集部
https://bunshun.jp/articles/-/49694
より抜粋
10月21日、神奈川県警の現職警察官が逮捕された。受託収賄容疑で逮捕されたのは、大和署勤務の警部補・加藤聖容疑者(48)だ。
「加藤は、警察が扱う遺体の搬送業務を大和市の葬儀会社『林間葬祭』に斡旋する見返りに金品を受け取っていました。逮捕容疑は19年3月以降、13回にわたり現金と商品券約200万円分を授受していたというもので、余罪を含めて捜査しています」(社会部記者)
林間葬祭を実質的に経営していたのは、宮前署警部補・河合博貴容疑者(65)の妻・恵子容疑者(60)。夫妻も贈賄容疑で逮捕された。
(抜粋ここまで)
この事件は、漫画『終のひと』(清水俊/漫画アクション)でも「神奈川県警」としっかり描かれています。
このような賄賂・裏金は今に始まったことではなく、過去に暴かれ、是正されてきました。
2007年香川県報告書
http://img.p-kit.com/kobayashilawoffice/kagawa-19/1373008637060343200.pdf
では、
、北海道警察本部の一連の問題について、当時の報道では、旭川中央署長、北海道警察本部防犯部長、釧路方面本部長などを歴任して、退職時は警視長であった人物が、平成 16 年 2月、少なくとも退職した平成 7 年まで、捜査費等について裏金が組織的に作られていたことを記者会見で発表し、さらに、元北海道弟子屈警察署次長も、平成 16 年 3 月、平成 12 年度に弟子屈警察署において捜査用報償費 35 万円が不正に支出されていたことを記者会見で発表した。
その後、北海道警察本部は、事実関係を調査した結果、平成 16 年 11 月、組織的に捜査費の不適正執行があったことを認め、平成 10 年度から平成 15 年度までの 6 年間に捜査費(道費、国費)や旅費(道費、国費)のうち、捜査目的外に使用した不適正執行が約 7 億 1500 万円あったことを公表した(「北海道警ホームページ(捜査用報償費等特別調査結果報告)」より)。
愛媛県監査委員は、平成 17 年 2 月 28 日、愛媛県警察の平成 13 年度捜査報償費についての特別監査結果を提出した。
これによると、平成 13 年度の捜査報償費の全件数(15,551 件)のうち、35 件(137,842 円)について、執行の事実に疑義があるとされている。
静岡県警では、平成 7 年度の静岡県警察本部警務部総務課における旅費、食糧費の執行については、静岡県警察が調査を行った結果、不適正な又は妥当性に欠ける会計経理が一部行われていたことが判明した。具体的には、旅費については、いわゆるカラ出張が含まれており、その額が現時点で約 940 万円となっており、食糧費については、一人当たりの支出金額が社会通念に照らして高いと思われるものが認められ、その合計金額が約 100 万円であることが判明した(平成 16年 3 月 5 日、山梨日日新聞記事)。
など、全国規模で行われていたとわかる。
皮きりの内部告発者となったのは、仙波敏郎・愛媛県警巡査部長。
ウィキによれば、内部告発以前より昇任試験に合格しても、裏金作りに加担しなければ、巡査部長どまりであったとわかる。
1979年、警部補昇任試験の学科試験に合格、面接試験を終えて署に戻ったところ、上司から「(裏金作りに必要な架空の捜査協力費の)領収書を書かなければ試験には合格しない」と言われ、その後の昇任試験受験を断念。
2005年
1月7日、オンブズえひめの弁護士8人に裏金問題を解説。告発会見を要請され一旦承諾。
1月13日以降、上司から告発をしないよう説得を受ける。また、この日から尾行がついたという。
1月20日、裏金問題を実名を名乗って告発。記者会見終了1時間後、県警が拳銃を没収する。
1月27日、所属していた鉄道警察隊から急遽新設された閑職である地域課通信指令室企画主任に、報復的な左遷で配置転換。
2006年
6月7日、県人事委員会、報復目的の不当な配置転換だったとして、配置転換を取り消す裁決。
6月13日、鉄道警察隊に復帰。
10月14日、指名手配中の詐欺犯を逮捕。本部地域課長表彰。
2008年
国家賠償訴訟、高松高裁が県の控訴を棄却、県側上告断念により勝訴確定。
2009年
42年間勤めた愛媛県警を定年退職、「警察見張番・愛媛」を立ち上げる。
また、他にも2004年2月、警察の組織的な裏金づくりを元管理職の立場より原田宏二氏も告発した。
顔出し・実名の記者会見から17年経た今の思い(2021・02・15 東洋経済オンライン)
https://frontlinepress.jp/1848
より
原田氏は北海道警察(道警)の機動捜査隊長、警務課長、札幌西警察署長、防犯部長など重要ポストを歴任し、釧路方面本部長を最後に退職した。退職時の階級は警視長(警視総監、警視監に次ぐ階級)。
検察庁では、元大阪高等検察庁公安部長の三井環氏がTV朝日『ザ・スクープ』での内部告発前に逮捕された事件もありました。
参考
①県警捜査費返還 県側が上告断念 愛媛新聞
2010年05月01日(土)
https://www.ehime-np.co.jp/rensai/sosahi_fusei/ren127201005015952.html
より
県警捜査1課が2001年、02年度に支出した捜査報償費17万3千円は不正支出に当たるとして、二審高松高裁が県知事に対し、書類を作成した当時の警部と上司2人に不正分の賠償を命じるよう求めた訴訟で、県側は30日の上告期限までに上告を断念し、判決が確定した。
加戸守行知事は「主張が認められなかったことは残念だが、法律上認められた上告理由が見いだせないとの報告を県警から受け、上告しないこととした。県警には捜査費の適正執行と県民の安全安心の確保に努めてもらいたい」との談話を出した。県警の船田茂首席監察官は「捜査報償費については今後も適切な管理、監督に努めたい」とコメントした。
原告団の今川正章弁護士(愛媛弁護士会)は「(上告断念は)当然の判断。裁判所が不正経理を認めたのだから、今後は徹底した公金管理を求めたい」と話した。
訴訟は県内の弁護士ら16人が06年7月に松山地裁に提訴、09年2月に地裁は「不正とまでは推認できない」などとして請求を棄却した。原告側は控訴し、今年4月15日に高松高裁が「捜査報償費が適切に支出されたとするには強い疑いがあり、正当な捜査協力者に支払わなかったと推認される」などとして原告の請求を認める判決を言い渡した。
参考図書
北海道警
警察幹部を逮捕せよ!―泥沼の裏金作り
旬報社 2004/6/1
大谷 昭宏 (著), 宮崎 学 (著), 北海道新聞取材班 (著)
追及・北海道警「裏金」疑惑 (講談社文庫)
講談社 2004/8/1
北海道新聞取材班 (編集)
北海道警察の冷たい夏
講談社 2005/2/1
曽我部 司 (著)
日本警察と裏金―底なしの腐敗 (講談社文庫)
講談社 2005/4/1
北海道新聞取材班 (編集)
恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白
講談社 2016/1/15
稲葉 圭昭 (著)
北海道警察 日本で一番悪い奴ら
大和書房 2016/4/9
織川 隆 (著)
真実―新聞が警察に跪いた日
柏書房 2012/3/1
高田 昌幸 (著)
仙波さん
現職警官「裏金」内部告発
仙波 敏郎
講談社 2009/3/31
ドキュメント・仙波敏郎 -告発警官1000日の記録
創風社出版 2007/12/20
東 玲治
原田さん
たたかう警官 (ハルキ文庫) 文庫
角川春樹事務所 2009/10/1
原田 宏二
警察崩壊 つくられた“正義"の真実
旬報社 2013/4/8
原田宏二
追補版 警察内部告発者 ノンキャリア最高幹部が見た闇
インシデンツ 2016/4/27
原田 宏二
三井さん
告発! 検察「裏ガネ作り」
光文社 2003/5/7
三井 環 (著)
検察との闘い 単行本
創出版 2010/5/12
三井 環 (著)
検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着
講談社 2010/7/29
三井 環 (著)
外務省裏金
石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの
講談社 2019/6/13
清武 英利 (著)
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